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2004年07月06日

「三菱」ばかり燃えている?

Notes

三菱車の火災次々…大半は欠陥と無関係?」(読売新聞)

三菱自で同社製乗用車を調べたところ、先月22日からだけで、全国で7件の車両火災が発生。このうち6件について、地元の警察や消防などと合同で調査を実施したが、いずれも、欠陥部品からの出火は確認できなかったという。 …(中略)… 国土交通省などのまとめでは、全国の車両火災の発生件数は、2002年で8617件(放火事件も含む)。例年1万件近くが発生している。14社ある国内自動車メーカーで単純に割ると、1社当たりの年間発生件数は600件以上。
ちなみに僕の周りでは(僕を含めて)みんなこういうことを疑っていた。最近になって毎日のように「今日も三菱の車が炎上しました」というニュースが流れる。でもそれが本当に欠陥車ゆえの事故なのか、或いは他社の車では炎上事故は全く起きていないのか、そういったことはほとんど報道されない。

この記事と昨今の報道を合わせて考えると、僕はどうしてもそこにマスコミの問題を疑ってしまう。つまりマル激で神保さんが常に指摘しているような「スポンサー」と「長いものには巻かれろ」体質だ。

クルマ会社がスポンサーとして出資している報道番組では、車の安全性を疑わせるような事故については、なるべくはスルーしたい。でもいったん、三菱自動車製のクルマの事故なら報道しても構わない、という流れが全体として出来れば、堰を切ったように報道する(もしかしたら三菱を叩くことは同業他社である自分の番組のスポンサーにとっては寧ろプラスである、という判断もあるのかもしれない)。

三菱を擁護するつもりはないけど、もしこの読売の記事にあるようなことを知りながら、三菱の車の炎上事故だけを選んでマスコミが報道していたのなら、それはやはり不当なバッシングと言われても仕方が無いし、何より視聴者にとって背信行為でもある。視聴者が知りたいのは「(三菱自製であるかどうかに関わらず)自動車に乗る際においてついて回るリスク」だからだ。

もっと極端なことを言えば、自らの報道が、「三菱の車だから危険なのであって、他社の車なら安心だ」という錯覚を視聴者に与えかねない、と知りつつそれを訂正しないどころか、寧ろ意図してそういう報道をしているのだとしたら、欠陥を隠したまま車を売り続けた三菱自動車ともはや何の違いもない。

そうではないと信じたいけれど。

(追記1)
SOUL for SALE (charlieさん)のEntryをクリップ。
マスコミだけでなくて「根本的に社会問題を考えるスキルが身に付いていない」、「簡単に釣られる」人が多いというのが抜本的な問題だという指摘。

(追記2)
ラジオプロデューサーのtake44さんによるEntryをクリップ。
「ニュースも割り引いて見ないとね」…うーむ。

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