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2004年08月25日

「Ghost World」

Others

世間と馴れ合うことは自分を失うことだ。自分なんて持たず周りに合わせて戯れることが、「社会人」になるってことかもしれない。なるほどね。でも私は嫌だ。そういう奴を見ていると「イライラ」する。だいたい周りにいる大人なんて、客観的に自分を見られないバカばっかりだし。

でもあんなに仲が良くて、バカな遊びに付き合ってくれていた親友は、何だかんだ言いながら仕事も、一人暮らしのアパートもきちんと決めて着々と世間ってやつに溶け込み始めた。私だってこのままじゃいられないってことくらいは分かってる。で、焦って無理に周りに合わせようともがいてはみたものの、うまくいかず空回り。やがて「イライラ」は孤独感・疎外感に変わり…

Ghost World映画「Ghost World」はそんな自意識過剰気味の女の子の、高校卒業後進路選択を迫られる時期を描いた、青春映画だ。

「自分らしく」だとか「自分探し」だとか「日常のしょぼさ」だとか「いまさら」観の漂うテーマではあるのだけれども、それを差し引いても思春期の若者にとって必ず一度は通ったはずの時期の心情を丁寧に、繊細に、そしてポップに描いた秀作。メタフォリカルなラストもなかなか凝っていて良い。というわけでオススメです。

蛇足。ヒロインの「黒ぶちの眼鏡っ娘」イーニド(ソーラ・バーチ)は決して「美少女」ではないですが、(僕を含めて)そういう趣味を持つ人にはたまらない、マニアックな可愛さがあると思います。映画ではイーニドがコンサバ系美人の親友レベッカに向かって「世界中の男はみんなアンタみたいな女の子が好きなのよ」と拗ねた捨てゼリフをいう場面があるのですが、そんなことないと思うぞ。

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