暴力事件を起こし、起訴までされている(刑が確定し罰金を払った)男性芸能人がいる。被害者の女性は身体的にはもちろん、事件発覚直後の釈明の場ですら、その芸能人が嘘を付き自分のやったことを誤魔化そうとしたことに精神的な意味を含め、二重に傷ついた、とその心情を吐露している。両者の和解の目処は全く立っていない。
ところがその男性芸能人には同情が寄せられ、逆に被害者の方には、「何様のつもりだ」、「生意気だ」、「殴られたのは被害者が悪いからだ」、「空気を読め」などといった批判(その多くが彼の特別なファンでもない人たちからのもの)がネット上で噴出した。芸能界からも次々に彼を擁護する発言が続いた。
また別の話。ある女性芸能人が自分の出した写真集の中で「自作の詩」を発表した。ところがこの「詩」が他のミュージシャンが書いた歌詞からの盗用であったことが発覚し、彼女は当該ミュージシャン、関係者らに謝罪した。謝罪を受けた関係者は、それを受け入れ、彼女を訴えることもせず和解した。
ところがネット上で彼女はファン以外からの同情を寄せられることなく、ひたすら叩かれ続けた。彼女を擁護する芸能人も寡聞にして聞かない。
さて、一体この2人の芸能人への反応のあまりの落差は一体どこに起因するのだろうか?僕には未だにそれが分からない。

