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2005年03月12日

「ネットジャイアン」

Notes

先日の韓国大統領盧武鉉の演説について「韓国への戦後の補償は決着済み。いまさらそれを蒸し返すのは非常識」と主張する人たちほど、小泉の靖国参拝問題では、「日本人には罪はない。罪があり批判されるべきなのは一部の軍国主義者(主にA級戦犯)であり、その他の日本人も中国人も同じ被害者だ」とした日中共同声明については、それを反故にするような(「A級戦犯も日本の礎となった尊い英霊なのだから国を挙げて称えるべき」といった)発言をする。

国と国との約束を反故にしているという意味ではそういった「歴史修正主義者」たちも同じだと思うのだけれども、何故か韓国大統領は批判され、日本の首相は(同様の理由では)批判されない。ここでも人権擁護法案の議論と同じように「ジャイアニズム」が駆動している。

弁護士の小倉秀夫さんは「ネット右翼」という言葉を用いて、それが適当でない、と批判されたのだけれども、僕はそれに代わって「ネットジャイアン」という言葉を提唱したい。意味はもちろん、「自分には甘く他人には厳しい」人たち、「ダブルスタンダードをこよなく愛する」人たちという意味だ。「右翼」はまがりなりにも思想的な背景や一貫性を要求する概念かもしれないが、「ジャイアン」はそれを全く必要としないので、ぴったりだと思う。

まあ、広がるかどうかは正直僕の知ったこっちゃないので、著作権はフリーです(そもそも「ネットジャイアン」で検索してみるといくつかヒットするわけで、僕のオリジナルとは主張できない、ということもあります)。

(参考リンク)
(1)自民党衆議院議員河野太郎氏「ごまめの歯ぎしり」より「中国の言い分
(2)「過ぎ去ろうとしない過去」の「2005-03-03」のEntry
(3)そして昨年僕が読んだ数多のEntryの中で最も印象的だった「fenestrae」さんの「連続と切断、内なる歴史をどうするか」も挙げておきたい。

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