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2005年08月11日

「シングルイシュー」の欺瞞

Thinking

最近とても忙しいので、まとまった文章を書く暇も、まとまったことを考える暇もほとんどない。ただでさえ更新頻度が低いのだけれども、今後さらに一層更新ペースが落ちる可能性がある事については、どうかご了承いただきたい(というか、実際Blogを止めようかとも考えた)。

今回はとりあえず選挙について。

まず確実に言えることは「シングルイシュー」を争点にした選挙、というアジェンダセッティングは欺瞞的だ、ということだ。小泉自身は「郵政民営化問題について信を問いたい」として解散をしたのだとしても、この選挙で選ばれた国会議員は、郵政民営化問題のみを審議するわけではない。仮に小泉率いる「新自民党(及び公明党)」が勝ったとして、彼らが郵政法案審議後、再び解散するならまだしも、そのようなことは一切予告されていない以上、彼らがそれ以降も多くの政策課題でイニシアチブを握ると見ていい。だとすれば、郵政問題のみで選べ、という方が不当なのであって、そのような解散権者の意思に選挙民が拘束されないのは当然だ。

従って、「争点は郵政だけではない」という民主党代表岡田の言は、(仮にそれが郵政を争点に戦えば自党に不利だという思惑からのものにせよ)的を得ていると言うしかない。

ちなみに僕は郵政民営化は、今のところ心底どうでもいい問題だと思っているので、それを投票に反映させることは一切ありません。「資金循環の歪み」論ってトンデモで根拠レスに見えるし(クラウディングアウトって起きてるの?)。ま、愚劣なプロパガンダ抜きの、説得的な賛成論があれば賛成するにやぶさかじゃありませんが、そういうの見たことが無いんで

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Comment (4)

Pher:

いつも頭の中のもやもやをすっきりさせてもらってます。
更新ペースが落ちても構いませんので、どうか止めるなんて言わないでください。
本当はほかにも感想色々書いたんですけど、
僕は文を書くのがへたくそで、どうも上手いことかけないので、やっぱり消しました。
これからも更新を楽しみにしてます。

deadletter:

Pherさん、初めまして。

励ましのコメント、どうもありがとうございます。続けるに当たって、時間、方向性、満足な質の記事が書けないことによるストレスなど、悩みは尽きないのは事実です。が、更新停止は最終手段ですし、まだその段階ではないと思い直しましたので、ご安心を。こちらこそこれからもよろしくお付き合い下さい。

僕の記事も文章は拙いですので、感想も気軽に書いて頂いて構わないですよ。ちなみにその際は出来れば「臆病でないメールアドレス」でお願いします(笑)

初めまして。東京の住民です。いつもわくわくしながら読ませていただいております。
今回のdeadletterさんのエントリは、ここ数日自分でうっすら感じていたことに明快な表現を与えてくれた、という感じで読みました。拙ブログでも引用させていただきました。
いま小熊英二対談集「対話の回路」という本を読んでいるのですが、今回のような小泉流欺瞞が通用する土壌というか、、ポピュリズムへの言及もちらほらあって(324~326頁)、興味深く読みました。

deadletter:

植松青児さん。初めまして。コメントありがとうございます。

「わくわく」して頂けるのはありがたいのですが、逆にプレッシャーですね(笑)本人はかなりいっぱいいっぱいなので。

小熊さんの対談集は先日書店で見かけました。残念ながら時間がなくてあとがきだけチラッと読んだだけですが、単に会って雑談をするというのではなくて、念入りに準備し企画を練った上での対談だったということで、興味をそそられました。今度是非読んでみたいと思います。

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